公務員退職に伴い、そろそろきちんと資産運用しよう思い財形を解約しました。
財形は資産形成にオススメ!なんて言われたりしますが、実はけっこう機会損失する貯蓄方法です。
退職後10ヶ月、重い腰を上げて財形を解約したので、その手続き方法をまとめました。
財形は退職する時に解約する?
財形は公務員含むサラリーマンが利用できる制度で、雇い主を通じて金融機関と契約しますので、退職するとこうなります。
- 解約する
- 継続する(二年以内に財形貯蓄制度がある会社に再就職する場合)
- 放置する
なぜあえて放置かというと、現実的に可能だったからです。びっくりした。
私は2金融機関と一般財形、年金財形の二つを契約していましたが、どちらも放置10ヶ月で解約しました。
放っておけばそのままだったでしょう笑
放置していた期間の利息もちゃんとついていましたよ。
余談
私は退職時に財形をどうすればよいか担当課に確認したところ、「退職者には各金融機関から連絡が来ます」とのことでした。
しかし待てど暮らせど連絡は来ません。
給与が発生していないから天引きもされないし・・・とそのままに。
金融機関としても、放置してくれた方が運用資金になるから良いんだろうな、と思いつつ笑
財形を解約する時に必要なもの
会社によっては、退職時に会社で解約手続きをして後日振り込みとなるようです。
というか、雇い主を通じての契約ですから、きちんとした経営者なら普通はそうでしょうね。
放置は公務員くらいかも笑
ここでは、自分で金融機関の窓口で解約する場合の方法を書きます。
以下の物を金融機関の窓口に持参して手続きします。
- 財形の契約が分かるもの
- 財形契約時の届出印
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード等)
- 払戻金の振り込み先が分かるもの
1については、財形の契約証書がベストだと思いますが、私は定期的に送られてくる「預金残高のお知らせ」で手続きできました。
とはいえ、金融機関次第でしょうから、二度手間を防ぐためにも、窓口に行く前に電話で確認した方が良いと思います。
これらで契約と本人確認をした後、財形貯蓄払戻請求書など、必要書類に記入する必要があります。
書類や記入方法は、窓口の案内に従ってください。
財形の払戻金の受け取り方法
財形の払戻金の受け取り方法は3つです。
- 即日現金受け取り(ただし条件あり)
- 当該金融機関の口座に後日振り込み(手数料不要)
- 他行に後日振り込み(要手数料)
現金受け取りか、当該金融機関への口座振り込みなら手数料がかかりませんね。
振り込みの場合は、5営業日ほど、つまり一週間ほどかかるとのことです。
即日現金での受け取りは可能
即日現金受け取りについては、契約した金融機関の支店で手続きする場合のみ可能です。
A銀行A支店で契約したなら、A支店で解約手続きをすれば現金でもらえます。
利息計算書もその場でもらえます。
即日現金での受け取りができない時は振り込み
上の例で言うとA支店でなく他の支店で手続きする場合は、即日現金での受け取りは出来ません。
A支店だったり本店だったりに一度書類を送付しないと利息の計算等が出来ないとのことで、後日振り込みとなり、利息計算書も後日自宅に郵送されます。
現金で全額を受け取りたい場合は、口座に振り込まれた後に、通帳と印鑑を持って窓口で出金手続きをすると、端数まで全て受け取れます。
振り込み日数は一週間ほどかかるため、出金できるのはその後に自分で窓口に行った時です。
利息には税金20.315%がかかる
財形のうち、年金財形と住宅財形は元本550万円まで利息非課税です(一般財形は普通に課税される)。
しかし、目的外で引き出す場合は、過去5年分の利息に課税されます。
私も、年金財形は税金を引かれた分が戻ってきました。
とはいえ貯蓄100万円の場合で過去5年分の利息に課税しても約200円です。
税金引かれる!と心配する額ではないのでご安心を。
おわりに
以上、財形の解約方法でした。
財形はズボラ管理で資産形成が出来る方法ではありますが、きちんと考えるなら早めに解約して資金を金利の良い他商品に移した方が良いですよね。
ちなみに私は財形から株に資金を移しました。
手続きの参考になればと思います。