公務員の退職手続きー2健康保険

公務員を辞める時の健康保険の手続きについてまとめました。

選ぶ健康保険の種類

「健康保険任意継続」「国民健康保険」「扶養に入る」の三択になります。

健康保険任意継続

退職日の翌日から丸二年間、各自治体で入っていたものと同内容の健康保険を任意継続できます。
退職から20日以内の手続きが必須です。

任意継続の保険料

在職中は各自治体が保険料の半額を払っていましたので、退職後は倍額になります。
額は勤務先の担当課で教えてもらえますので確認しましょう。
私の場合は月27,000円ほどになりました。

任意継続の保険料の支払い

納付書での「毎月払い」「半年払い」「一年払い」があります。
どれも支払期限に遅れると自動的に資格を喪失しますので気を付けましょう。

半年払い、一年払いは前払いになりますので、若干割引があります。
私は一年払いして32万強で、毎月払いより合計6,000円ほど安くなりました。

国民健康保険

国民健康保険は、他の保険に属さない場合入る必要があります。
各自治体が運営しており、自治体により金額や手続きが若干異なります。

国民健康保険の保険料

保険料はご自身の住んでいる自治体で確認しましょう。
電話で教えてくれるところも稀にあるようでますが、基本的に窓口で年額を教えてもらいます。
直近の収入額が分かる源泉徴収票と、印鑑を持参しましょう。

国民健康保険の保険料の支払い

支払いは納付書、口座払いです。
納付書ですと一年分の一括払いが可能で、若干割引があるようです。

ご家族の扶養に入る

結婚を機に退職するなど、扶養に入る方もいらっしゃるかと思います。
被扶養者となる場合は、お勤めされている方(被保険者)の勤務先を通じての手続きになります。

どっちが安い?任意継続と国民健康保険

健康保険任意継続と国民健康保険は、保険内容に差はありません。
金額を比較して、安い方に入りましょう。

基本的には、国民健康保険より、退職後二年間限定の任意継続の方が安くなるよう制度設計されています。
ただし、一年間は任意継続が安いけれど、それ以後は国民健康保険の方が安い、なんてこともあります。
二年間任意継続できるし、と思って安易に継続すると損することもありますので、きちんと調べて自分の有利になるようにしましょう。

私の場合は国民健康保険は約33万円、任意継続は約32万円強でした。

健康保険証の返却

返却先については職場で担当者から指示があると思いますので、返却を忘れないようにしましょう。