当サイトの公務員の記事について
このサイトの管理人は、某政令市の行政職の地方公務員でした。
が、しぬほど嫌だったので転職しました。笑
なので公務員に関するあれこれや、公務員試験受験時~退職時、退職後の話を掲載しています。
十年勤めて感じた公務員の実際の仕事、体質、やりがい、実態や、退職を決意するに至った心境など、率直なことを書いています。
公務員を辞めたい人、公務員になりたい人に、何らかの意味があれば幸いです。
公務員になった背景と辞めた理由
父は元国家公務員、弟も叔父も叔母も国家公務員・地方公務員という超安定志向一族。
誤解がないように言いますが、それぞれ職場や職種は違います。
コネじゃないよ笑
公務員と一言で言っても、教師や看護師さん、獣医さんとかいろいろあるのでね・・・
そんな中でしたので当たり前のように公務員になるも、公務員のやる気の無さ、事なかれ主義、前例主義、改革意識やコスト意識の無さ、視野の狭さなど組織体質に希望を見いだせず退職しました。
わたしは上を目指したかったし、定年までここにはいられないと思った。
退職までの経歴
国立大学卒業後、十年間行政職の公務員。
異動は三箇所でした。
建築関係、市税の滞納整理関係、予算決算など色んな分野を経験しました。
新規採用職員の時から疑問を感じながらの日々で、辞めよう、辞めようと思いながらも普通にしていただけで仕事の出来る職員と評価され、出世コースになぜか乗りました。笑
ここでの出世は私が望む人生でないと分かっていながら、すぐに辞める決意が出来なかったのは、大学卒業時点で抱えていた奨学金などの400万弱の借金!
私の20代、このために我慢するしかなかった。
一刻も早く退職したかったので繰り上げ返済して完済し、退職しました。
受験した公務員試験と結果
- 裁判所書記官:一次合格、二次面接合格、高裁面接辞退
- 国税専門官:最終合格
- 国家Ⅱ種:一次合格、二次面接辞退
- 東京特別区:一次不合格
- 大学:一次不合格
- 某政令指定都市:最終合格
- 某市役所:最終合格
大学で公務員講座を二年ほど受講し、被らない限り毎週日曜は試験を受けました。
本当に受験したから話は分かるよという記録です。
今は国Ⅱとかないよね。
裁判所書記官と国家Ⅱ種は、受講生約50人のうち一次受かったのに面接辞退なんて私だけで、先生やスタッフにも相当説得されましたが首を縦に振らずガッカリさせてしまいました笑
私は本命の某市役所だけに時間を割きたかったんですね。
公務員講座の実績作りなんて知ったこっちゃないと、この頃から自らの意思は貫くタイプでしたね笑
後悔と今
私は公務員になると決めた時から某市役所一択でした。
その自治体でまちづくりがしたかったから、公務員を目指しました。
最終的に家族の説得もあり本命でない某政令指定都市に入りましたが、その時から私の人生の歯車が狂い始めます。
いつの間にか「絶対イチゴが食べたい!=イチゴは赤い=赤いならリンゴでもいいか」ってスライドしていたんです。
分かりにくい?笑
その後、あの時、本命を選ぶ勇気があれば、と何度も思いました。
でも選ばなかった方が輝いて見えるだけかもしれません。
そして某政令市の方は辞めた後悔は全くありません。
きちんと辞める決断が出来たから今、私は本当に望んだ仕事を手に入れて毎日幸せだと思えるし、自分で自分の人生を選択してきた自負と満足があります。
ただ、本命だった某市役所に対する後悔は今でもずっとあります。
不思議ですよね。
私はリンゴじゃなくて、どうしてもイチゴが欲しかったんです笑
自分が後悔しない選択は本当に大切。
後悔しないように、って良く聞くけれど、実感をもってそれが分かったのは、私の人生で一番悔やんでいたのは、この選択です。
某政令市を辞める時はそればっかり考えていたけど、今は、きっと某市役所を選んでいても同じ選択をしたかもしれないな、とも思えます。
今は本当にやりたいことにたどり着いたから、全て必要なことだったと思えます。
後悔の無い人生を。