【簿記】簿記3級に独学2週間で合格した超具体的な勉強方法

今回は、私が2週間で簿記3級に合格した独学勉強法を書きたいと思います!
特に、忙しい社会人など、短期決戦したい方向けです。

簿記に受かる方法って、

  1. 適切な教材をそろえる
  2. 勉強する

要はこれだけですが、初めてだと、

  • 適切な教材って何を選べばいいの?
  • 電卓は?めっちゃ速く打てないといけないんじゃない?
  • 他の人はどうやって勉強してるの?
  • 何時間くらい勉強してる?

など不安になると思います。
私も良く分からず色々ググって調べました笑

この記事では、私が使用したテキスト、問題集、電卓、勉強法、スケジュールなど詳細に公開しますので、これから簿記を受けようという方の参考になれば嬉しいです!

簿記3級 自己採点結果

まずはじめに、この記事に載せた勉強方法でがんばった結果を載せておきます!
第151回の簿記3級試験です。
寝坊して試験開始5分前に着席するというハプニングがありましたが・・・笑

  1. 16点/20点
  2. 10点/10点
  3. 30点/30点
  4. 10点/10点
  5. 30点/30点

100点満点中96点でした!おしい!

過去に受験した友人に「俺100点満点だったわ~余裕だったわ~」と言われていたので、満点狙いでしたが悔しすぎました・・・
きっと寝坊のせいですw

第1問の5問目の仕訳を凡ミスしましたが、合格ラインは70点以上なので、悔しいながらも無事合格できました!

簿記3級の申込期間&入手できるテキストに注意

最初に注意事項です。

簿記3級は2週間あれば十分合格できる試験ですが、商工会議所によって差はあるものの、申込期限が試験日の1ヶ月前くらいで締め切られます。
また、2週間前など直前すぎるとテキストも手に入らない可能性があります。
私は、テキストは試験日の1ヶ月半前に入手(その後1ヶ月はやる気出ずに放置笑)しました。

試験前2週間の短期決戦で簿記受けようかな~?と思い立っても、申込期間終了やテキストが無い!となるとそもそも受けられませんので、十分に注意してくださいね。

なぜ簿記3級を受けようと思ったの?

一応私の動機をお話ししようと思いますが、そんなの興味ねえ!という方は、飛ばしてください笑

私はフリーランス1年生なんですが、サラリーマンを8年やってたにも関わらず残念な社会人だったので、会計や税金の知識がほぼゼロでした。
だって何も知らないアホの子でも、全部会社が天引きして納めてくれてたし←

そしたらどうでしょう!
独立して一年目の確定申告が、まじで意味わからない!
え~~~~なにこれ、どこになにをどんなふうに書けばいいの??

というわけで、最低限の確定申告の知識は身に付けなければ!
と思い立って、簿記を受けてみることにしました。
簿記2級と迷いましたが、とりあえずは気軽に3級で実力試し、といったところです。

簿記3級は独学で受かる?

簿記は、2級が高卒レベル、1級が大卒レベルです。
1級ともなれば合格率は10%前後で、とても難しい資格です。
資格の学校に通う方もいらっしゃると思います。

一方の2級や3級は、講座もありますが、難易度的には独学で十分です。

ただし、きちんと自分でスケジュール管理が出来ることは大前提です。
人に見られていないとダラける、教えてもらわないと分からなそうで不安だ、という方で、そのためにお金を払ってもいいかな~と思うなら学校や通信講座を受けるのもアリでしょう。

簿記3級の合格率

簿記3級の合格率

こちらが簿記3級の合格率です(商工会議所公式サイトより)。
45%前後であるとおり難しい資格ではないことが分かります。
あまり身構えず、気軽に挑戦してみましょう!

※私が受験した第151回の結果が公表されていましたので、最新情報に差し替えました。(2019.6.9)
なんと合格率55%って、過去最高じゃないのかな?笑
その後、第152回の簿記2級にも合格しました!

【簿記】簿記2級に独学1か月で合格した超具体的な勉強方法

簿記3級の総勉強時間

一般的に簿記3級の合格ラインに達する勉強時間は、トータル50~100時間と言われています。
短気決戦したい方は、1日3時間×14日=42時間で十分です。

もちろん個人差はあります。
長期でじっくりするほうが性に合う方は、その方がいいです。
短気じゃないとやる気が続かない私←は、勉強時間は47時間ちょうど、実際に机に向かった日数は12日間でした。
それも正直、途中からコンスタントに合格ラインである70点以上(100点満点)を出せるようになってダラけたので、忙しい社会人の方なら40時間確保できればOKです。
簿記のような絶対評価の資格は、合格ラインである70点さえ取れてしまえばいいので、80点、90点、100点である必要は全くないからです。

逆に、1日3時間確保できないなら、2週間というのは諦めましょう。
土日4日分丸々勉強に使えるなら、10時間×4日=40時間でも合格ラインに達すると思います。
長期戦なら、1日1.5時間×1ヶ月=45時間あれば合格ラインに達します。

簿記3級に合格するためのテキスト&問題集

私はTAC出版書籍販売サイトで以下のものを揃えました。

  1. スッキリわかる テキスト+問題集 日商簿記3級(税込1,080円)
  2. スッキリとける 過去+予想問題集 日商簿記3級(税込1,080円)
  3. あてるTAC直前予想 日商簿記3級(税込1,296円)
  4. 無敵の簿記3級 直前総まとめ(税込1,080円)

試験日の2ヶ月前くらいからは15%オフで手に入りますのでお得ですよ!
私は1ヶ月前に15%オフで購入しました。

簿記3級に合格するための電卓

電卓はこちらを購入。
税理士まで目指す!という方は、1万円以上の良い電卓を検討してもいいですが、簿記2、3級で高い電卓は必要ないです。
手持ちの電卓があるならそれで十分です。

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ちなみに、電卓の操作は一応知っておこうとこちらも購入しましたが、全く読みもしませんでしたw

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簿記3級で、早打ちとか、左手で打たなければ!とかは全く不要です。
数字と「+」「-」「=」で十分!
何も心配いりません!

簿記3級に合格するための費用

以上ご紹介したテキストで十分合格できますので、あとは受験料を加えると、費用は8400円ほどでした。
(開かなかった電卓操作自習帳は含めてません笑)

  • テキスト&問題集:1080+1080+1296+1080=4536円→15%オフで3855円
  • 電卓:1748円
  • 受験料:2800円
  • 税込合計8405円

当然、15%オフでなく定価で買う方は上記金額より700円ほどUPしますし、電卓持ってる人は不要です。
私はサラリーマン時代に使ってたマイ電卓を久々に引っ張り出してきたら壊れてたので、新調しました笑

簿記3級に受かる勉強量

上でご紹介した以下4冊について書きます。
何度も言いますが、独学でもこの4冊で十分合格できます!

  1. スッキリわかる テキスト+問題集
  2. スッキリとける 過去+予想問題集
  3. あてるTAC直前予想
  4. 無敵の簿記3級 直前総まとめ

この4冊の具体的な内容量を、簡潔にまとめると以下です。

  • スッキリわかる テキスト:250ページ分
  • スッキリわかる 問題79問(テキスト読みながら解く)
  • スッキリわかる チェックテスト(模擬問題 1回分
  • スッキリとける 過去問題 6回分
  • スッキリとける 予想問題 3回分+新対策傾向9問
  • あてる 予想問題 4回分
  • 無敵の簿記 問題1冊分
  • 無敵の簿記 予想問題 1回分

この量をやれば十分です。
うわ~~~いっぱいあって萎える・・・
と思うかもしれませんが、すべてやっても40~60時間です!

簿記3級に14日で受かるスケジュール

ここでも、上でご紹介した以下4冊が手元にある前提で、受かるための具体的スケジュールを書きます!

  1. スッキリわかる テキスト+問題集→略して以下「スッキリテキスト、スッキリ問題」
  2. スッキリとける 過去+予想問題集→略して以下「過去問、スッキリ予想」
  3. あてるTAC直前予想→略して以下「あてる予想」
  4. 無敵の簿記3級 直前総まとめ→略して以下「無敵の簿記」

私が実際に合格したスケジュールを基に書きますが、スケジュールは一番大事です。
ここの順番を間違えると理解がしにくかったり、そもそも守らないと勉強が終わりません。
1日あたり3時間の分量ですよ。

  1. 教材全てをざっと見て、テキストの分量と解くべき問題数を把握し、スケジュールを立てる&教材に記載してある簿記の概要説明部分や問題構成、近年・今回の傾向とかをふ~んくらいの気持ちで読む
  2. 勉強開始!スッキリテキストを読みながらスッキリ問題1~50問を解く
  3. スッキリテキストを読みながらスッキリ問題50~79問を解く
  4. 無敵の簿記 第1問、第3問、第5問の問題を解く
  5. スッキリテキスト付属のチェックテスト(模擬問題 1回分)、過去問1/6回目
  6. 過去問2/6回目、過去問3/6回目
  7. 過去問4/6回目、過去問5/6回目
  8. 過去問6/6回目、スッキリ予想1/3回目
  9. スッキリ予想2/3回目、スッキリ予想3/3回
  10. あてる予想1/4回目、あてる予想2/4回目
  11. あてる予想3/4回目、あてる予想4/4回目(←プラスワンのこと)
  12. 無敵の簿記 予想問題1回分、スッキリ新対策傾向9問
  13. 無敵の簿記 第2問、第4問を解く 一巡目の勉強完了!
  14. 2~13日の間で勉強して間違えたところを総復習、最終チェック

試験当日!無事合格!

初日は、全容把握&スケジューリングに費やしています。
実質の勉強期間は2~14のたった13日間です。(私は一日は遊びに行って12日でした笑)
13日くらいなら、1日3時間頑張れそうですよね。

試験時間は2時間なので、過去問や予想問題は2時間測ってするべきです。
しかし、1日あたり3時間の勉強量になっているのは、実質30分以上は残った状態で完了できるためです。
私は、「問題を解く+見直し+(試験時間終了)+採点+解説を見て納得・理解」ここまで1時間半で出来るようになりましたが、最初の頃や、問題によっては2時間ギリギリかかるものもありますので、もう少し余裕を見てもいいかもしれません。

また、過去問や予想問題を何度も解くとパターンが分かり、採点したら自分の得点も出ます。
簿記3級は70点/100点で合格です。
ポイントを押さえてしっかりやれば、すぐにコンスタントに80点以上は出せるようになります。
10日過ぎる頃には「あ~余裕で合格できるなこれ、早く試験受けたいな」という気持ちになるはずです!
がんばってください。

勉強する時のポイント

どんな試験でも、合否が分かれる差は「勉強の仕方」です。
ポイントを押さえて要領よくするのがコツです。

(あくまで私が思うポイントですが)具体的には、

  • 勉強を始めるに教科書の分量・問題量など全容を把握し、スケジュールを立てる
  • あとはただひたすらスケジュールを確実に遂行する、その意志をもつ
  • アウトプット=実際の問題を解くこと、自分の手を動かして書くことを重視する
  • テキストを眺めるだけでなく「テキストを見たら問題を解く」までワンセット
  • 勉強の初期段階で分からない点が出てきても、こだわらずにサクッと飛ばす(どうせ後日の自分なら分かる)
  • 飛ばしたところは付箋を貼っておき、後日、理解が進んでからチェックする
  • 間違えた問題は、1回以上は復習する
  • 全ての勉強を終えて、それでも分からないところがあったら、サクッと諦める
  • 自分の得意分野を伸ばす、何度やっても理解できない点はいっそ視界に入れないw
  • 煮詰まったら無理に勉強しない、好きなことして遊ぶ
  • 合格すると信じる、自分が受からないなら誰が受かる?くらいの気持ちでいく!

机に向かっている物理的な時間ではなく、ポイントを押さえたメリハリのある勉強が大事かなと思います。

ダメな勉強方法

ポイントポイント言うけど、ダメな方法ってなに?
と思われるかもしれないので、思いつくダメな方法も一応挙げてみます。

  • 全容を把握せず、とりあえず始める、テキストや問題集をあとから追加する
  • とりあえず始めると先も見えないし終わりも分からず、延々と続く気がして不安になる
  • テキストや問題の解き方を読むだけで分かった気になり自分で手を動かして問題を解かない
  • 復習しない
  • 勉強の初期段階で、分からないところにこだわる
  • やる気をなくす、自分にはできないと思う
  • 自分の苦手分野にこだわって、得点源にならないところを一生懸命やりすぎる
  • 煮詰まっても遊ばず、延々と煮詰まり続ける

こんな感じかな・・・
とはいえご自身に合ったやり方があると思うので、あくまで参考にお願いします笑

簿記3級に合格する方法まとめ

以上、割と詳しめに見てきましたが、参考になりましたでしょうか。

会計の知識は、個人事業主だと当然に必要ですし、簿記3級って気軽に受けても大丈夫な試験です。
教養としてもちょっとは勉強するか~と思い立ったら、ぜひ挑戦してみて下さいね!
健闘を祈ります。